2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

おばさんであること

スミカと別れると 満里奈と明美にラインした 何かいい仕事は知らないか?と聞くと 満里奈がすぐに ちょっと会おうという話になって 三人は集まった 美也の話を聞くと、明美は顔をしかめた 「仕事は紹介できないこともないの だって、パパの知り合いに店をし…

ただ、毎日を

真澄はただただ、おびえて暮らした あの従兄弟がいつ来るだろうと びくびくしていたのだが 彼はこない 速水は一応、真澄が怒鳴り込んできたときの話を みいに報告した みいは自分の所のその手合いのスタッフを総動員して 真澄の従兄弟の孫にたどり着き 彼が…

ただ、毎日を

速水はすぐに何があったかを把握した そんなことは起こるだろうと覚悟はしていた みいが完璧なブロックとは言っていたが ものすごい勢いでいろんな人間がネットに群がっているのだ これからは安全なんて言ってられない でも、それはそれでいいと思っていた …

おばさんであること

美也は自分のことを思い出して スミカが想像していた通りの育ちであることと 大輔が自分と同じ病気かもしれない そう、思い立つと スミカに対して親近感がわいてきた 彼女は恵まれない環境で育ち 生きるために努力している それは、自分の子供たちなんかより…

ただ、毎日を

「ママは関係ないじゃん! ママの育て方とか言わないで 本当におばあちゃんなんか大嫌いだ!」 真澄はぶるぶると震えだした そして、さらに速水に詰め寄った 「なんてことを! 速水さん。ちょっと、来て頂戴!」 そう言って外に速水を誘おうと 玄関のほうに…

おばさんであること

美也はそう考えた時にハッとした 大輔がスミカを性的に退けなかった理由 中高生の男子だから仕方がないと 一度は考えたが もしかしたら、自分と同じかもしれない 同じ血が流れているのかもしれない そう思ったら、スミカに文句を言うのはお門違いだ 美也は自…

ただ、毎日を

最近の星人は なんだか父に似てきたと 嬉しく思っていたのに 今は義母の前で、本気で怒っていた 義母もそんな星人に 「星君! 子供は言う事を聞きなさい! 今はおばあちゃん ママと大事な話しがあるの」 「嫌だよ! おばあちゃん、いい加減にしなよ 早く、帰…

おばさんであること

美也はスミカを見つめながら母を思った母はただ真面目な人だっただから、美也が大嫌いだった小学校の5年の時従兄弟の中学生と抱き合っていた所を見つかってそれ以来、美也は完全無視!今に至るまで、喋った記憶がない三人姉妹の一番下姉たちも母と同じだっ…

ただ、毎日を

速水は星人の弾いてくれるピアノを 大好きな紅茶を飲みながら ソファで寛いでいた 凄い勢いで入ってきた真澄に 驚いて、立ち上がった 「ちょっと、速水さん 話しがあるわ!」 そう言いながら星人を見た すぐに、この場を外して欲しかった 星人は察して、わざ…

おばさんであること

美也の愕然とした顔を見てスミカは「あ、安心して!大ちゃんは、いい子だよちょっと馬鹿だけどねー」今まで、大輔をこんな風に言った人間はいなかった!しかし、美也は同じように思った「いい家ってやつは羨ましいよ〜ちょっとセックスしたくらいでママがで…

ただ、毎日を

真澄は何も考えられずに とりあえず、家に置いてある10万ほどを封筒に入れると 「今日はこれで、帰って!」 従弟は封筒の中身を改めると 「こんなはした金で済んだなんて思わねえこったな また、来るからな」 そう言って帰って行った あの従弟がこズルいこと…

おばさんであること

ひどいこと・・・・ 美也は大輔の周りの男の子たちを思い出す どの子も家柄のいい子たちで、頭もよくて 女の子が付き合うには何の問題もなさそうだ 普通に考えると、大輔の学校の子と付き合えるのは 女の子にとって自慢じゃないのだろうか ああ、女子に告ら…

ただ、毎日を

あの数年間、タケオのことは何も知らない 何があったのか聞くのも嫌だった 探さなかった負い目 実際にはタケオがいなくなってホッとしていた自分 それが、そんなことをしていたなんて・・・・ 自分が一番わかっていたはずだ 受験、勉強、そこにどれだけのお…

おばさんであること

スミカはよほどお腹がすいていたらしく 考える暇もなく 「助かる!」 そう言った ファミレスのテーブルに着くと すぐにドリンクバーに走り コーラをがぶ飲みした サラダと和風のチキンをたのんだ 「遠慮しなくていいのよ なにか、もっと、栄養のあるもの食べ…

ただ、毎日を

男娼? 真澄にはその言葉の意味も分からなかった 「あんたの息子、高校には行ってないだろう? 家出でもしてたのかい? うちの息子がその手の掲示板ってやつを調べ尽くして どうやら、これがタケオって息子の 17歳くらいの時の画像だよって出してくれたのさ …

おばさんであること

美也は、二人の話を聞いて それとなくスミカを調べ始めた 探偵社の調べではスミカに特定の居住地はないと言う それだけでも驚きだ 今はだいたい、池袋のネットカフェで生活しているらしい 美也はそのネットカフェに行ってみた そんな場所、専業主婦の美也に…

ただ、毎日を

みぃのことなら、前から気に入らなかったのだ 仕事はできるかもしれないが 結婚もせずに子供を作って いつだって、派手に暮らしている 付き合わなければいいだけだ 「あんたの息子、今、そこで働いてるんだろう?」 真澄はきっとなって 「タケオはまともなこ…

おばさんであること

美也は何も言えないまま 妹のハナが部屋に入ってしまって 塾に行く気がないのを黙って容認した しばらくして大輔が出てきたが 顔も合わせられない どうしていいのかわからない そんな日が続いて、三人で会う日がやって来た 美也は今こそ、彼女たちに会いたい…

ただ、毎日を

真澄はその映像を見て 真っ赤になって、目をつぶった おぞましいほどのエロ! 人生の中で、そんなものに遭遇したこともない 従弟のジジィはにやにや笑うと 「すごいだろう?これで、あんなに莫大に設けたんだ!」 「もう、帰って!何?どういうつもり?」 真…

おばさんであること

「今まで、お兄ちゃんが優秀で あんな有名な学校に合格して 私は勉強得意じゃないし、受験なんか嫌だったけど あんなことになるなら あんな立派な学校なんか行かなくてよかったよね お父さんが勉強はどこでもできるって言ってたでしょう それなら、私、受験…

ただ、毎日を

真澄はなんのことを言ってるか 全くわからなかった みぃが会社を始めたのは 確か、パソコンに 素晴らしく強かったからだ 「え?確か、ほら、今はやりの ITとかなんとからしいけど」 すると、本当に嬉しそうに 「やっぱりな! あんた、風俗って知ってるだろう…

おばさんであること

美也は出て行った妹を心配したもうすぐ塾に行く時間だ帰ってこないと、そろそろ間に合わない塾用の弁当を作りながら気を揉んでいると妹が帰ってきた「なに、あの女!ママ、帰らせればよかったのにお兄ちゃんバカみたいだった」そう言われて、美也もそうだと…

ただ、毎日を

「そんでな、あいつは暇だから アンタんちの息子の名前 会社、そして、 嫁のことをすぐ突き止めてな それで、そっから、また 『ググる!』とか言うらしいのだが 今、アンタの息子が働いている会社 あれは、嫁さんのおばさんが作ったんだってな」 ものすごく…

おばさんであること

美也は慌てて、ゲームに夢中で何が起きているかも全くわからない小学生の弟に慌ててオヤツとジュースを兄の部屋に持って行くように言おうと思ったが万が一、いや、兄の変な場面を見てショックで受けたらそう思って自分で持って言ったが部屋のドアはしっかり…

ただ、毎日を

真澄の頭では 引きこもりだった孫が すごい大学にでも合格したのかしら それで、お金がかかったから 出して欲しいってことかしら そんなことしか思いつかなかった だいたい、いとこの爺さんは 家を建て替えたいと言っているのだ 真澄も思い込みの強すぎる バ…

おばさんであること

妹はイライラし、見てられないまでも「やめて!恥ずかしくないの?ハタチってそんなおばさんなのに馬鹿みたいにJKの格好笑っちゃうわ!」「だって、この格好が大ちゃんの好みなのよね!」鼻で笑いながら、大輔を見る流石に大輔は恥ずかしさに耐えられなくな…

ただ、毎日を

「なんの話?」 すると、農家の仕事で よく日に焼けた顔を嬉しそうに 歪ませて 「孫の話だよ 真澄ちゃんにだって 孫はいるんだろう? うちの孫はもう、ハタチはとっくに超えてるんだけど 引きこもって、パソコンの前に座りっぱなしでね 仕事も全くしない ロ…

おばさんであること

まるで、育ちのいい子の家に挑戦状でも叩きつけるように笑いながら喋る妹はかわゆくない!そう言われて「バカみたい!お兄ちゃん、こんなゴミどこで拾って来たの?」美也は注意できなかったすると、大輔は「ゴミってなんだよ!スミカさんは僕の友人だよ」す…

ただ、毎日を

真澄は田舎の爺さんが 何を言い始めたのか驚いた 田舎だったら、親戚は そんなことを未だにするのだろうか? とんでもない話だ 「何言ってるのかしら? もう、そろそろ帰って 私は、長いこと田舎には帰ってないし もう、親戚づきあいなんか 言わないで頂戴!…

おばさんであること

そして、一番腹がたつのはスミカがそれをすべて計算済みってことだ初めて大輔がここに彼女を連れて来た日流石に美也は根掘り葉掘り彼女のことを聞くわけにはいかなかった金髪にクルクルとカールしてピンクのブラウスに赤いボウタイ椅子に座るとフルフリのパ…