ただ、毎日を

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速水は星人の弾いてくれるピアノを
大好きな紅茶を飲みながら
ソファで寛いでいた

凄い勢いで入ってきた真澄に
驚いて、立ち上がった

「ちょっと、速水さん
話しがあるわ!」

そう言いながら星人を見た
すぐに、この場を外して欲しかった
星人は察して、わざと立たなかった
無邪気な笑顔で

「おばあちゃん
僕のピアノ、聞いてよ!」

そう言いながら弾き始めた
真澄は星人のピアノには興味がない
クラッシックならまだしも
たいした曲でもないのに

「星ちゃん、今は勘弁して!
お部屋に行って!」

「嫌だ!」

速水は何も言わなかった