ただ、毎日を

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真澄の頭では
引きこもりだった孫が
すごい大学にでも合格したのかしら
それで、お金がかかったから
出して欲しいってことかしら

そんなことしか思いつかなかった
だいたい、いとこの爺さんは
家を建て替えたいと言っているのだ
真澄も思い込みの強すぎる
バカバカしさがある

「ハハハ、それがね
孫にあんたの話をしたことがあったんだよ
あんたが東京で出世して
子供の結婚式にすら
わしらを呼んでもくれないって話したらね
パソコンってやつはすごいね
あいつはちょちょいとボタンを打ったかと思うと
アンタの息子のことで面白いことを
調べてくれたのさ!」