馬の耳

沙理は見た目はともかく、とても賢かった

邪魔な健介は単身赴任でヨーロッパのほうに

行ってくれている

邪魔がいないうちに、沙耶はいろんなお受験塾を叩いた

そして、知ったこと、沙理はとても優秀だと言う事

どこに行っても、何でもでき

運動能力も高かった

小学校を具体的に受験することになると

どこの先生も、上を目指せと言い

健介は面接の試験のためにだけ帰って来て

見事合格したのだ

 

「すごいな~沙理!」

 

健介が褒めると、横から沙耶が

 

「だから言ったでしょう!

公立じゃ、沙理はもったいないって

本当に賢いのよ」

 

沙耶も嬉しそうだし、沙耶の実家など

大喜びで、ちょっとしたパーティーを開いた

沙耶の父親、沙理の祖父は満面の笑みで

 

「やぁ、さすがうちの孫だ!

顔はブスだが、頭はぴか一だな!」

 

健介は横で聞いていて頭にきて、何か言ってやろうとしたが

沙理が健介の袖を引いた