おばさんであること

明美は少し意地悪な気分になっていたが

美也に

 

「ちょっと、これは脈ありかもよ!

良かったじゃない」

 

「まあね~」

 

どうしたものかと思っていると

忙しそうな満里奈がやって来た

 

「いらっしゃい!

ありがとう

美也、ありがとう

スミカはすっごく頑張ってくれてるし

なんか、素直なんだよね

なまじいい大学を出ていたりするよりは

よっぽど使えるわ!」

 

明美も美也もそう思った

だからと言って自分の子供たちが中卒

いや、高卒なんかになるのは耐えられない

 

それから三日後

その時に注文した服をスミカが持ってきてくれると言う

美也は大輔に

 

「明日、スミカちゃんが来るんだけど

大丈夫?」

 

大輔は困ったようにただ頷いた