ショウは信じられないくらい、あっさり死んでしまった
結局、母親がショウを探し当て
私と住んでいることを探り出し
うまいことやっている我が子に
婆さんからすぐに金を引き出すよう言ったらしい
ショウが渋っていると、母親の男が
手っ取り早く、脅して盗ろうと決めて
鍵を作らせたらしい
悪かった!
ショウが今も高校になんか行かず、底辺の泥の中でうごめいていれば
母親は近寄ることもしなかっただろうに
人間として良し!とすることなど
本当にそれが正しいのかなんて誰にもわからない
どんなに悪いことも、どんなによく見えることも
常に表裏一体
人生と言うものは不思議なものだ