誘惑の花
京子は大学では心理学を学び
そして、今まで生きてきた中でも
常に正義側、常に間違っていないほうを選んできた
クラスでいじめられそうなかわいそうな子がいれば
さりげなく側に行って、仲良くし、回りをけん制したり
困っている子には手を差し伸べたりして
その空気のは敏感だった
何か人間関係で問題が起こるとき
それは、たった一人の心ない言葉から始まる
そして、その人間が力を持っていたり
今まで心の中で悪い感情や意地悪な感情を抑えいた
悪よりの人間の心を開放したりすると
いじめはエスカレートする
そんな人間の気持ちの変化には敏感だったりしていたので
人の悪い言葉を封じたり
倫理的に悪いことは許せないタイプだったのだ
だからこそ、回りの人間に一目置かれ尊敬されていた
その京子が東京から一枚の手紙を書いた