発達障害の母
私自身も世の中で言われているように
性的なトラウマに悩まされることもなく
ごく普通の性生活で生きてきた気がする
だから、母に対するたくさんの恨みつらみの中で
そのことを思ったのは父の入院の時だった
死が近い父の入院は好きな買い物が好きにできる
一番楽しい時間なのだ
自分の村での立場を上げるために
幼い娘を差しだすなんて、普通のことだったのかもしれない
そう考えると、おぞましいだけだ
人間が生きていくまっとうなマニュアルを語るのが得意で
いかにも、そんな風に生きているかのように
自分の子供にも他の人にも話すのだが
また、それが腹が立つ