嫉妬

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優実はその男を見返したいと言う気持ちもあっただろう
その日に名刺交換した
みぃはこの優美って女の子は
祐介にものすごいメール攻撃をしているんじゃなかろうか?
でも、祐介はそんな話は全くしない

ああ、そんな疑いをかけることこそ
嫉妬しているようで恥ずかしい
みぃはそう思いながらも、やはり優実のことを考える
そのパーティーに出ていた知り合いに
それとなく聞いてみる

「ああ、彼女~すごい美人だろう?
明治時代からの輸入雑貨専門店の娘で
あそこの婆さんが気位が高いので有名でね
彼女はその祖母にそっくりだと言われているんだ
その祖母がやり手でね
そう言えば、あそこ一族みんな、小学校から慶応なんだよ」

全く気にしなかったはずだ
学歴とか家柄とか
それなのに、優実の話を聞くと
負けた感が半端ない