嫉妬

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「雅紀君はきっと、掃除に関して
一生懸命になれる子なのね
章子ちゃんは将来、雅紀君を養うって
頑張って勉強してるけれど
もしかしたら、そんなこと必要ないかもしれないのね」

「ああ、今でも高卒、あ、中卒か
そんなの関係ないくらいいい給料もらってるよ
それに、掃除に関しては菌のレベルから興味を持っているから
部下にそう言う人間を募集しようって話してるらしいよ」

「さすが、みぃさんの会社ね~
皆、常識に縛られ過ぎているのよね
小百合さんももう少し、広い視野を持てたらいいのにね」

速水は雅紀のことすぐに章子にラインしてあげようと思いながら

「それで?もう、離婚したの?
会社は辞めたの?
みぃさん、どうしてるの?」


みぃが祐介の変化に気が付いたのは
彼が日本に帰ってきたときに
家に帰ってくるのが遅すぎることだった
みぃはちゃんと心得ている
年上の女房の取るべき態度
とにかく、嫉妬からくだらない疑惑を持たない