理想の父

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世間はどこを向いても
家族の中の良さ、家族の団結、家族は素晴らしい
一緒に住んで、一緒にご飯を食べ
愛にあふれているのが良しとされ
多くの家庭が一見そうであるかのように振る舞い
多くの人が、それが良いことのように認識されているが

そうだろうか?
康太の家族はダメだったのだろうか?
そうじゃない
お互いがすべてを知る必要もなければ
バラバラでも
父と母はあんな形でも愛し合っていたし
爺さんはそれをすべてわかっていて
満足していたし
姉は康太のために全力を尽くしてくれたし
みぃは自分の家族を恨むこともなく
すべてを享受している

もちろん、母親が世間の母親のような母親らしいことなど
何もしなかった
でもだからこそ、康太は勉強しようと思ったし
姉は康太を応援してくれた