恋をする時

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速水は、本当に間違いのない『~反抗らしい』
そう、面白がりながら


「差別じゃないんじゃない?
だって、小学校から今の学校の子と
高校から入って来た子の違いは
その子供の違いじゃないのよ
あなたたちは、同じ生徒だと思ってるから
学校で同じって考えるのは間違ってないけれど
お母さんの目からしたら、全く違う環境の子よ」

「環境が違うからって差別していいの?」

「違う、相手に対して気を使ってるの
初音ちゃんやその仲間たちならば
幼稚園に入る前からのお母さんも家も知っている仲でしょ
だから、章子の家に招いても
みんな同じレベルのお菓子を持ってきたり
同じレベルのパジャマが着れる
でも、高校から入って来た子は
そのレベルで会わせられるかしら?
平等を振りかざして、差別しないのと
そういう、小さなことにも気を使ってあげるのでは
全く違うでしょう?
どっちが傷つくかは、わからないわ」

「ああ、そう言うこともあるのか~
じゃ、その違いを私たちがとやかく思わずに
付き合えばいいんじゃない」

「あなたはまっすぐで間違ってなくても
相手はどうかしら?」