旅をしてきた

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全く期待はしていなかった
もしかしたら、怪しい飲食店?
いや、風俗?
あの二人の怪しい風貌からそんなことしか想像していなかった
でも、親に習ったことの反対をしよう
そんな、遅れてきた反抗期みたいな気持ちで
名刺の住所に行ってみた
そして、自分がどんなに落ちようと
それはそう育てた親のせいだ
もう、本当にどうでもいい
なんて自暴自棄にもなっていたから
そのビルの下に立った時驚きで声が出なかった

その住所はそのビルの中の一室ですらなかった
このビル自体が、この会社の自社ビルのようだった

恐る恐る入っていくと
イケメンの受付が二人いる

男の人が二人並んでいるのも
珍しいんじゃなかろうか
それでも、持っていた名刺を出すと
感じの良い笑顔で
すぐにその名前のおっさんに連絡を取ってくれた