「何の問題もないのよ
真面目に高校に通うとか
勉強でいい成績をとるとか
1人の男に律儀に操を立てる
そんなことは、
本当はどうでもいいことなのよ
そんなことを大事にする家庭が
多いかもしれないけれど
うちは全然違うから安心して」

沢村が後を引き継いだ

「うん、そんな自分を淫らだなんて
思う必要なんて一つもない
君には別の才能があるんだよ
みぃさんのように」

ミキも頷いた

「そうね、あなたが嫌なら
高校なんてやめちゃえばいいわ
みぃのところに行きましょう?」

「そうだよ、所詮、
真面目に勉強しろって言うのは
将来、そうしないといい仕事につけないからだしね」