.....の無い

それから、ひたすら、ミキを手放しで褒める話を聞いた
康太にとってはあの、姉ならばと
当然と受け止めたが
考えて見たら、
それが未成年の頃だっていうのが驚きだ

「で、お父様が亡くなってから、
どちらに行ったのでしょう?」

そこは二人とも全く知らなかった
康太は今まで調べて来て
ここの姉が一番、自分の姉だと思った
姉は学歴もないし
職歴は世の中では通じないものかもしれないが
今やっているアルバイトがもったいないほど
能力の高い素晴らしい人だ

しかし、そこからはまったく
姉の痕跡は分からなかった
それはひょんなことからわかることになった