.....の無い

康太は悩んだ
しかし、今の二人の生活の快適さを思うと
あんなことをして
たぶん・・・・金を稼がされているみぃを
ほっとくべきではない
そう考えた
しかし、みぃが一体どこにいてどんな暮らしをしているのか
康太には探す方法すら、その場所はいかがわしそうで
躊躇ってしまう

ミキは康太の様子からたぶん、みぃのことだと見当はついていた
そして、その原因が多分、みぃがいかがわしい場所にいることだろう
ミキにしてみれば、あの母親と一緒なのだ
そんなことは考えなくてもわかるようなことだと思った
心配なのは、みぃが不幸ではないかもしれないってことだ

「こうちゃん、みぃのことでしょう?
なにかわかったのね
教えて頂戴」

康太はもちろんミキがこの家を出てから
ここに帰ってくるまで何をしていたのか知らない