......の無い
みぃは幼稚園でなにが会ったかを
しゃべるのに忙しかった
「おゆうぎ、じょうずにできたよ
こんど、発表会があるんだって
おねえちゃん、きてね!」
「まぁ。みぃは踊りの才能があるんじゃない?
この間庭で踊ってくれたの、すごく上手だったもの
ぜったいに、お姉ちゃん、行くからね!頑張ってね!」
嬉しそうに目を輝かせるみぃ
ここには、もう、あの母親はいらない
ミキはそう思った
そして、翔子のようになろうという気持ちももう、忘れていた
ミキとして生きて、もう、この家族のためにも
風俗では働かない
みぃが小学校に入ったら、近くのコンビニでバイトしよう
そして、沢村のことは心の奥深くに沈めた