2016-10-18 ......の無い 日記 #練習用 そのご飯を三人で食べていると 爺さんがぽつりと 「もう帰ってこん」 そう言ってミキを見た それは寂しくないかとか 子供たちがかわいそうとか そういうことじゃなく 金銭的に大丈夫か? そういう意味だった ミキはうなずくと 「大丈夫!」 そうはっきり言いきった 贅沢さえしなければ 今までの貯金で三人で暮らしていける みぃが小学校に入ったら また、パートに出ればいい そう、考えた 康太はあのバッグがなくなっていたから 二人の会話の意味はすぐにわかった 康太はすこし、うきうきしている あの母親がいなくなったら もっと、自分は夢に近づける そう、思ったからだ