その先

「妻にはあの頃のような情熱が

僕に対してなくなっている

今こそ、別れる時だと

決意しかねているところで

あなたがやってきて

風香の話を聞きたいと言う

僕はまだ、心の奥底に風香と一緒になりたい

そんな気持ちを持っているんだ

学校も辞めて、もう一度

彼女と語った夢を実現したいと

決めました

それで,ここに来てもらったんです。」


私はそれなりにネットで調べていたから

彼の『顔しかなかった!』は

かなり謙遜だとわかっていた