2019-12-30 刷り込み あの頃は泣き叫ぶ母親をかわいそうだと父を恨んだが今、思えばあれはあれで、面白いことだだいたい、母親は見栄っ張りで頭の悪い女だった父が美人の秘書、それも無一文になってもついてきてくれるそんな美人の若い秘書を手に入れたことってすごいと思うあの後、母は愚痴を言いながらすぐに病気で死んだが自業自得だとキナは思った世間や親戚はかわいそうだ!とか父親を鬼だと言ったがその前の母こそそう、言われるに値するような母であり、嫁だったキナの勉強でもお稽古でも誰々ちゃんに負けちゃダメ!それが全ての理由だったいつだって、母親の顔を潰すな!自分が子供よりも大事だった