発達障害の母

確かに頭が足りない分

雰囲気は幼く、かわいいおばあちゃん!というのがうちの母だから

爺さんたちが寄ってくるのもわかる気がする

そんな様子を見ていると

この母の猛アタックにタジタジしながらも

嬉しそうな若いころの父を思い出されて

私それで涙が出てきてしまうのだ

父の臨終のとき

私はほとんど興味なさそうに、そこに素早く帰ってくることもなく

亡くなって時間がかなりたってから顔を出したのだが

親戚からは非難ゴウゴウだし母はかなりおかしくなっていたし

弟は喪主としてそれどころではなかった

あの頃はあの母を選んだ父を恨んでいた

私が中学の頃、母が母であることに絶望して

父に母との離婚を迫ったのだが

それを受け入れずに、その母に苦しめられていた父

少し、いい気味だとも思っていた