発達障害の母

修二と母が知り合ったのは

僕よりも年齢が下の頃だ

そして、修二って人が今で言う

発達障害だったこと

その人が祖母に似ていたから惹かれた

そして、その人はどっぷり生活の全てが

水商売の中で育ったような人

あの母からは想像もできない

母は三人兄弟の恋愛について

どうこういうような人ではなかったが

なんとなく母に紹介するのならば

家柄も申し分なく、うちの家と同じくらいの

レベルの家で、そして大学には確実に行くタイプの子

そんなことの恋愛でなければ許さない人だと思っていた

修二って人との恋愛を考えると

もしかしたら僕が中卒の女の子を連れて来たとしても、許してくれていたのかもしれない

いや、反対にまったく許してくれなかったかもしれない