おばさんであること

満里奈は笑いながら

 

「そうね、盗みを働いたり

何か犯罪まがいなことをされると困るけれど

でも、それでも紹介する!」

 

美也も明美も不思議な顔をして満里奈を見つめる

 

「私ね子供いないでしょう?

だから、あなたたちを見ていると

子供ってある意味リスクというか

冒険というか、そういうものなんだなって

私にないものってそれよね

だから、その子、会ってみたいの

そして、その子の後見人になってもいいわ」

 

満里奈のその言葉に驚きながらも

美也は確かに子供を持つということは

ただ、ただ、冒険かもしれないそう思った

明美

 

「確かにね〜うちの子なんか、本当に心配

最近、女優さんの子供で何度も覚せい剤とかで捕まった男いたじゃない

あれ見ていて、他人事とは思えなかったもの

うちの子だって、ああならないなんて思えない」