発達障害の母

一生懸命であれば、能力の限りを尽くし頑張ればいいと言う

そんな経緯を評価する人間たちがいるが

そんなことは、私の中では到底考えられない

母はきっと自分が考え付く限り能力を使い

普通の人間になることに寝る間も惜しんで頑張ったであろう

 

娘の私は、もう、50にもなるのだから

それを評価すべきかもしれない

でも、そんな努力などしないほうがよかった

努力も頑張りも、美しい心のベースがなければ

ただただ、疎ましいだけだ

母が発達障害であろうが、なんであろうが

ただ一つ、人を真剣に思いやる心さえ持っていれば

私はここまで母を否定し、嫌うことはなかった