発達障害の母

私の話に、きっと、何か感じたのだろう

 

「お母さんがいいって言ったら・・・」

 

少し迷った感じだったが、そう答えてくれた

私は迷わずに、朝食の支度で忙しそうな母親に話に行った

気さくで明るい母親は

 

「え~ほんとにいいの

泊まらせてくれるなんて助かるわ~お願い!」

 

近所にずっと住んでいるってことはこういうことだ

私と彼女は全く知り合いではないが

母同士が同級生だったと言うだけで

全面的に信じてくれる

私なら絶対にしないことだ

 

土曜日の朝に迎えに行くと

母親は農協のパートの仕事があるからと

もう、いなかった

その代わり、弟がいた

背が高くてイケメン、でもすこぶる頭が悪そうだった