発達障害の母

確かにそうとしか言えない

頑張れば無理した分のひずみが帰ってくる

そんなふうにしか言えないのだが

じゃあ、16の私に無理はするな

このままこの村にいればお金に困ることはないし

周りの畑を耕し、米を作って平和に人生を送れるよ

そう言ったとしても、とてもそれは受け入れられなかっただろう

そんなことを考えていると

ケロが

 

「息子が小さなころから野球を一緒にやってきたのは

そう、しよう!って思ったっていうよりも

そうせずにはいられなかったってほうが強いかな」

 

ネコが

「そうか、でも、よく帰って来たな

おばちゃん、昔と全然変わってないし

おじちゃんは相変わらず尻に敷かれてるぜ」

 

「まぁな、帰ってこようと思ったのは

オヤジと電話で話していた時

あ~ちゃんが帰ってるって聞いたからなんだ」