発達障害の母

「もう、ボケているからって、本当のことを

言うとは限らないでしょう?」

 

私は二人がどんな風に考えているかわからないので

何となく言ってみる

すると、二人とも驚いたように私を見て

友くんのほうが

 

「ああ、ネコ、あ~ちゃんは知らないはずだよ

あ~ちゃん、小学校の頃、あんまし三ちゃんと

遊んでなかったし・・・・」

 

私はそう言われて、あの当時の心境を二人に話した

二人は『それはわかる』と納得してくれて

それなら余計わかんないなと二人で頷く

 

「俺や友はだいたい、毎日一緒に帰ってたんだ

あの頃、上級生には腐った奴が多かったから

俺らが一緒じゃないと、三ちゃんは何されるか

わからなかったんだ

三ちゃんが、また、何でも言うこと聞くからなぁ」