発達障害の母
私はどうしても小学生ながらも母と比べるからだ
同じような感じなのに、心が美しいだけで
どうして、こんな何だろう?
母も実際、小学校四年生くらいの知能指数
本を読ませても、三ちゃんとほとんど変わらなかった
でも、ちょっと厚化粧をしたお金好きの母は
誰からもバカにされ、そして、嫌われていた
三ちゃんを学校で見るたびに、つらくなるのだ
それからずっと、母に対して嫌だと思うことは多かったけれど
ああ、せめて、心がきれいなら・・・・
それが私の彼に対する思いで
一度も話したことはなかったが、忘れられない子でもあった
それはそのあとの事件のこともあり
たぶん、私たちの誰もが忘れられない子だろう
「あの子のことがね
あの、火事、あの真相がわかったんだよ」