暇な奴ら
「きっとこれで、大丈夫よ!
安心して!」
タケオはそう言えば、自分のもともとの出を
知りすぎるほど知っていることを思いだした
しかし、その顔は暗い
「星人・・・・に流されるのは嫌だな」
そうぽつりと言う
速水は少し迷った
しかし
「星人はバカじゃないわ
お義母さんの教育は、私たちにとっては迷惑だったけれど
それはそれで星人の能力を引き出してくれていたのよ
星人の小6のころ
パソコンを使う能力は大人と変わらなかったのよ
そこから、あなたの過去は知ってしまっていたわ
私に関してはすべて、みぃさんが厳重にガードしてくれていたから
結局わからなかったみたいだけどね」
「え?」
ニューオーリンズに行く前に
星人は真面目な顔で速水に聞いた
『ママはパパの過去は知ってるの?』