暇な奴ら
「僕が結婚していること
子供がいること
会社では相当な地位であること
全て調べてあった」
速水はその写真を見ながら
少し笑いそうになった
若い!
「綺麗な頃ね」
タケオは驚いたように
「余裕なんだな
君や会社は良いとしても、星人には困るよ」
速水は不思議に思った
みぃの会社で働いているのに
本当のみぃの力に気が付いていないのだろうか
いまだに速水の実態がわかっていないこと
これはひとえにみぃの会社の危機管理のすごさで
そのシステムはもはや商品化され、海外に売られてもいる
タケオは全く部署が違うのは確かだが
「みぃさんにお願いしましょう
その女の人、きっと後悔することになるわ」
そう言って、みぃに連絡を取る
みぃは驚いたように
「うちの社員によくそんなことをしようと思ったわね
タケオに安心するように言って
その手紙とその女のデータをすぐに送って!」