暇な奴ら

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速水はミキと東大教授の父のもと
小さなころから、英才教育を受けて
いや、幼児教育なんかじゃなくて
父が速水の側にいたいがあまり
速水には物心ついたころから、父の優しい声で
たくさんの絵本を読んでもらったり
ミキにはドイツ製の素敵なおもちゃや
和風のかわいい布で作ったおじゃみなんかで
楽しく遊んでもらった

私立の小学校に入ると
そこは付属の中学があるし、速水は小学校の間
塾に通った記憶がない
でも、父やミキが色んなことを教えてくれた
塾に通って競争で勉強するようなストレスを与えたくないという
理由から、のびのびと楽しく過ごしたし
学校の勉強はできない科目はなかった
しかし、付属の中学よりも上の有名私立を狙う子供は多く
クラスの半分は遊ぶ暇もないほど勉強していた

速水は高校に入ったころから
学校の友人とは離れてしまったから
その後は知らないが
彼女のその言葉に、少し調べてみようと思った