姉のこと

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小百合は専業主婦以外は考えてもいなかったようで
康太は家に帰ると
完璧な家庭が待っていた
食事は夜はシチューや肉じゃがなど
手間暇かかったものばかり
とにかく料理はうまく
家に帰るのが楽しみで仕方がない

専業主婦の小百合は全勢力を康太に使ってくれる
今時、こんな生活はもう古いし
女の人にとっては否定したい生活かもしれない
そして、やりたくてもある程度裕福でなければできないことかもしれない

でも、康太は本当に幸せだ
昔、姉が自分のことだけを考えて
夕ご飯を作ってくれたり
塾のお弁当を届けてくれたり
あの頃の気持ちを思い出した