姉のこと

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誰かに自分の心の中に思っていることを
すべてわかってもらえて
そのことが、間違っていないことで
自分にとって希望になりそうなことで
それに向けて、全力で協力してくれる
深い愛情を持って

それが姉だった
康太がどうして、勉強で頑張りたいと思っていたか
それをすべてわかってくれた
みぃは可愛いものに囲まれて、綺麗なお洋服を着せてもらって
いつも優しく丁寧に接してくれた

みぃはその後、ものすごく変わった生涯を送るのだが
その時も、いつだって正二さんが愛情を持って見守ってくれた
それは、姉のおかげなのだ
姉を愛していた正二さんは姉の妹であるみぃに対して
姉と同じように真剣に接してくれたのだ

「そういうふうに愛してくれたのが親だったらよかったな
姉さんはそんな人がいないままで、それでよかったのかな」

「私たちをかわいがることで、そして、私たちが
その気持ちにまっすぐ答えることが出来たんだから
幸せだったんじゃない
何より、沢村さんに出会ったから」