姉のこと

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店に入って来た康太に気が付くと
すぐに立ち上がって、優しく微笑みながら
お辞儀をした

紅茶マスターであるミキの友人の殿山は
彼女がハッと嬉しそうに顔が輝いたのはすぐに気が付いた
殿山はミキが生前、弟がちゃんとした家庭を持たないのが
心配だけど、姉弟でもそんなことを言えないから・・・
なんて言っていたのを知っている
もしかしたら、婚約者?

上品そうな素敵な女性である
年齢も康太に似合いそうな年頃だ
28,9くらいだろうか?
でも・・・・

康太もすぐにそう思った
最近はネットの写真の加工なんかどうにでもできる
でも、あまりに違い過ぎないか?
ていうか、加工するという、その心根が
ちょっと・・・・
そう思って近づいた