速水の子育て

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「それで、何が悪いんでしょうか?」

速水は無邪気に聞いた
義母は真っ蒼になった

「ちょっと、タケオ!
今の聞いた?
母親がそんなこと言うなんて・・・
あなた星君が不良になってもいいの?
いい中学に行かなくてもいいって言うの!」

タケオは笑いながら

「俺だって、それでいいと思ってるよ
いい中学に行かなくてもいいし
不良っていうのがどんなのかしらないけど
俺も不良だったから
仕方ないよ
あんまり頭もよくなさそうだしね」

「まあ、何を言うの
あなたは不良なんかじゃなかったわよ
それに、星君は凄く頭がいいのよ!
知らないの?」