2018-01-13 タケオという男 日記 #練習用 お茶を飲み終わるとダッフルコートに手を通しながら 「まかせといてね!このままだと東大は無理でも 慶応ならば行けそうだよ ちゃんと大学を出たら、働いて返すからね」 そう言って帰っていく 感じよくて、二人の間柄が 男を買う若い女と、体を売る男だなんて きっと誰も思いはしない 今では速水も質素なお嬢様のような恰好をしているから 見た目は普通の誰が見ても雰囲気のいいカップルだ 速水は苦笑いしながら 会計を済まそうとすると 細い、いかにもホストにしか見えない背の高い男が 「もしかして、あなた、ハーミー?」 それは木佐だった