速水の悩み

「え?そうなの?」

「そう言うわけじゃないけど
私としては良い中学時代の友達って言うか・・・
それに、すぐに褒めてくれるし
女の子慣れしていて、余計な気を使わなくてもいいし
お金も持っていて、絶対におごってくれるし・・・」

これって、振られているってことか?
自分が振られるなんて信じられない
まぁ、仕方がない、そのうち絶対自分のことを好きになるに決まっている
自分の本職から考えたら
どうにでもできる

そう思って、それからも数回呼び出したり
ランチをおごったりしていた
ちょうど、二人してカフェでお茶しながら
沙羅の好きな芸能人の話、ドラマの話とかしていると
その店に沙羅の好きな先輩ってやつがたまたま入って来た

いや、そうでもないかもしれない