「さて、速水、安心して
食事にしましょう」

お手伝いさんが買って来て
セッティングしてくれたテーブルに誘った

それは文京区のあの家では
考えられないほど
オシャレで豪勢なものだった

「ワイン、シャンパン、あ、ダメか
まだ、16だったね」

「あの、おばさん.....」

みぃは笑って、

「おばさんには違いないけど
『みぃ』って呼んでくれた方が
嬉しいな」

たしかにみぃの見た目はおばさんなんて
まったくあわないビジュアルでもある

「みぃさん?私は何をすればいいの?」