「そんなことは
うちに生まれた以上問題にする
必要はないんだよ
君が自分に一番、合っている仕事を
選択するときに
高校に行くことが不必要なら
行く必要もないから」

沢村の言葉に速水は

「じゃ、行きたくない
休み時間に男子に誘われて
ついて行く自分はものすごく嫌いなの
女子には当然嫌われているし
男子にはちやほやされるけど
結局、体目当てだし」

「じゃ、行かなくていいわ
明日ママがすべての手続きを
すませてくるから」

速水は驚きの展開に
ありがたいとは思ったが

「私は明日から何をすればいいの?」