.....の無い

「ここ、まず、入るのんが大事やで
あんたの名前で開けてくれるんやったら
ええけどな」

確かにそうだ
心配しながら部屋番号を押してみると
ミキの名前を出したのに
すぐに上がってくるようにドアが開いた
でも、男の声だった

部屋に入るとみぃが飛びついてきた

「お姉ちゃん?お姉ちゃんだよね?
嬉しい、会いたかったけど
正二さんに止められてたから
だって、『ミキさんは世界が違うところに住んでるから
みぃには住めない世界だ!が口癖だったからね」

背がミキより高くなっている
ネットの映像の何倍も美しい
薄いキャミソールに真っ白な肌もあらわに
金色の髪の毛をかきあげる