.....の無い

康太としては質素に男の影もなく
すべてを家族の犠牲となった姉を喜ばそうと思い
ただ、なんとなく言った言葉だったが

「え?」

そう言ってほほを染めた
康太はそういえば姉はいくつだっただろう
そう思うと、今まで姉の年齢を考えたことがなかったことに
気が付いた
中学を出てから家に帰ってくるまで
10年くらい離れていたみたいなことを父親が話していた
そう考えると30を少しでたくらいかもしれない
それでも、康太は勝手に自分と姉は同じだと思っている
恋愛に対してのスタンス