.....の無い

日記 #練習用
ミキは唇をかみしめた
その顔を見て正二は笑った

「俺の前で恥ずかしがることねぇぞ
親なんてそんなもんさ
ここにいるやつで立派な親持ってる奴なんて
一人もいないしな
それに、俺に任せとけよ
みぃは必ず幸せな人生を歩ませる
もちろん、一般に言われているようなもんとは違うぞ
でも、人間、それぞれ住み場所があるからな
そこで幸せならいいだろう？」

ミキはうなずいた
それはよくわかっている
同じ住み場所じゃないのに男女が結婚したりすると
自分たち姉弟みたいに不幸になる

沢村とはだから別れたんじゃないか・・・・・

「会っていくか？
近くのマンションに俺のばあやと住んでるぞ」

ミキはその『ばあや』をよく知っていた
彼女と一緒なら間違いない