2016-08-04 .....の無い 日記 #小説 その社長はそんな人ではなかった 事務所ではミキも 綺麗に掃除することや お茶もお客さんや社長の様子を見ながら 心を込めていれたし 電話の受け答えも 丁寧に正確に社長に取りついた 「やはりね。 ミキちゃんはあの当時から どこか他の子とは違うって思ってたけど 本当にこころを込めてやってくれるね」 そう、喜んでくれた ミキは遠い翔子のことが好きだった あの頃を思い出した 翔子のようにしていれば やはり誰からも可愛がられて 間違いないことにもう一度気がついた