.....の無い

その社長はそんな人ではなかった
事務所ではミキも
綺麗に掃除することや
お茶もお客さんや社長の様子を見ながら
心を込めていれたし
電話の受け答えも
丁寧に正確に社長に取りついた

「やはりね。
ミキちゃんはあの当時から
どこか他の子とは違うって思ってたけど
本当にこころを込めてやってくれるね」

そう、喜んでくれた
ミキは遠い翔子のことが好きだった
あの頃を思い出した
翔子のようにしていれば
やはり誰からも可愛がられて
間違いないことにもう一度気がついた