2020-06-10 その先 だから、誰も送ろうともしなかった次の日、池に浮いていたところを発見されても誰も、送ればよかったとは思わなかったほどだ。爺さんが死んで以来、婆さんは伸び伸びと楽しそうにしていたまぁ無理もないどこの家も、この婆さんが来なくなってほっとしていたうちの母親も「普通は1人になってかわいそうだけどあそこばっかりは、そんなこともないわねでも、あそこの健二さんお葬式にも帰ってこなかったわね」すると、父が「健二は両親を憎んでいたからな上にいた兄ちゃんは、親のせいで死んだようなもんだった」