発達障害の母

「野菜はこれ以上は作れないよ!」

 

僕を見ると、開口一番、そう言って

家の中に入ろうとした

 

「あ。違うんです。あの、僕、えっと・・・・」

 

口ごもってしまった。

なんて言おう。

 

「あ、もしかして、光代さんのラインにあった・・

へ~、今大学生なんだって?」

 

光代さんが前もって知らせてくれたようで

僕はホッとした

修二さんはそう言いながら家の中で

お茶でもと言って入れてくれた

 

「はい」

 

「どこの大学?」

 

僕が大学名を言うと

嬉しそうに手を叩いた