発達障害の母

もちろん、父方の親族

何よりも後妻でやって来た祖母とその娘にしたら

母に対して相当な思いがあったことだろう

やってきたら思う存分いじめ倒そうってことだったかもしれない

しかし、実際にやって来たのは

少し頭の足りない美人でも何でもない女

対等に相手にするのも阻まれるような女だった

父方の人間はどちらかというと哀れんだと言うほうが

正確な状態だっただろう

そして、それに一番苦しんだのは父だった

母そんな空気を読めるほど複雑な人間ではない

新築の家に母と二人で住み

ご飯の炊き方から教えなければいけない妻

そして、普通の人間のようにその知識が定着しない妻

それは生活全般に及ぶのだ