姉はそれでいいと思っていた でも、康太は違う この家に生まれたときには、その姉はいなかった 康太は小さな頃から、誰にもなつかない子供だった いつも家の隅で大人しく絵本を見ているような子供でした 父親が無口な人だったから 似たんだろうってことで、…
瑞希ちゃんはそのご飯を見ただけで 「あ、白いご飯!」 それは、ここに来て始めての 感情のこもった瑞希ちゃんの声だった 「ふりかけかけて食べてね」 そう言うと 「ふりかけ?」 くうちゃんが 「そう、これかけて食べると、すっごく美味しいよ」 そう、教え…
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