ミキは幸せそうな速水の顔を見ながら ハッと気が付いた 自分がくだらないことにこだわって 母を一方的にダメな人間だと決めつけていたんではないだろうか この世の中の人たちが正しいと決めたレールのようなもの そんな物に惑わされていたバカだったのは自分…
その頃までは、母を普通の人とは違うし 少し、頭が足りないのもわかっていたし それでも、父に対しては真剣に愛していたんだろうと 信じていた私がいた 子供のころから母はそのことを子供の前でも頻繁に 口にしていたし 子供の目からは母がどんなにダメでも …
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