2018-07-16 おばさんであること 二人で美也を見た 三人の中では美也が一番人間として間違いないのは わかっているから いったいどんな恋愛をしてきたのか興味津々なのだ 「明美みたいに今のご主人が初めての人? もちろん、素晴らしい恋愛をして結婚したんでしょう?」 満里奈のその言葉に美也は首を振った それから話そうかどうか迷いながらも やっぱりここでは本当のことを言おうと決心した 「私、初めて男を知ったのは小学校六年生の時」 二人とも言葉を失った 満里奈はすぐに私立探偵を雇って その当時の塗装工だった俊介を探してもらい 今、何をしているのかを調べてもらった