発達障害の母

「この村から西の方にちょっと行ったところに

小波さんって家があるんです」


「ああ、もしかして昔、

山崎のバァがいたところ?」


私が小学校の頃

村の誰かの親戚のおばあさんが住んでいた

小学生には気持ち悪いおばあさんに見えて

誰も、そう呼んで近寄らなかった


「ああそうです

あのおばあさんには娘がいたらしく

おばあさんが亡くなって二、三年後に

子供を連れて越してきたんです

その、息子が知的障害があったんですけど

明確におかしいってこともなく

小学校の頃は普通に学校に通っていました

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